INTERVIEW
本質だけを、残すために。
2026.10.30
INTERVIEW
2026.10.21
Monsieur Blancへの7つの質問——アヴァンギャルドの裏側を引き出すQ&A企画
Maison Nathalie Blancが2020年に放ったメンズライン、Monsieur Blanc。その「攻めのエレガンス」の狙いは、つくり手の言葉でこそ深く伝わる。そこで本記事は、ブランドへのQ&Aをもとに構成する。以下は、お送りする質問項目だ。

Q1. 2020年にメンズライン「Monsieur Blanc」を立ち上げた狙いを教えてください。
Monsieur Blancは、私の夫からインスピレーションを受けて誕生しました。
彼のために最初にデザインしたフレーム「Eric」は、やがてブランドを代表するモデルとなりました。
Monsieur Blancは、その自然な延長線上で生まれたコレクションです。
タイムレスなエレガンス、快適さ、そして肩肘張らないスタイルを、男性にも届けたいと思いました。
Q2. Maison Nathalie Blancの「ピュア・エレガンス・テクニカル」というコードを、メンズでどう表現していますか。
Monsieur Blancは、現代の男性のワードローブに欠かせない存在としてデザインしています。
タイムレスで、エレガントで、高度な技術を備えたアイウェアです。
男性の眼鏡は派手である必要はありません。
その魅力は、無駄のないライン、完璧なバランス、そして快適さにあります。
それこそが私にとっての「Pure・Elegant・Technical」です。
Q3. 「アヴァンギャルド」でありながら日常で掛けやすいデザインの、バランスの取り方を教えてください。
私は常にアイウェアの技術的可能性を探求しています。
逆ブリッジ、逆テンプル、そしてブランドを象徴するサーペントテンプルなど、すべての革新には意味があります。
奇抜さを追求するためではなく、技術とクラフトマンシップによって、タイムレスなデザインに新しい視点を与えることを目指しています。
Q4. フランス・日本・イタリアの3か国製造で、それぞれに任せている工程や強みを教えてください。
フランスブランドとして、Nathalie Blancのオプティカルフレームはフランスで製造しています。
フランスの職人技を守り、優れたパートナー企業の技術を世界へ伝えるためです。
サングラスは、高品質なレンズを求めてイタリアで製造しています。
一方、Monsieur Blancは、日本の特許取得ヒンジなど高度な技術を活かして日本で開発されています。
Q5. TYSON・MIKA・BRICE N・DOMINIQUE Nなど、モデルに名前をつける際の考え方を教えてください。
すべてのMonsieur Blancには、私の人生に関わってくれた人の名前が付いています。
本人たちはきっと自分のことだと分かるでしょう。
Mikaは親しい友人。
Tysonは友人の愛犬で、最新キャンペーンのスターです。
Briceは眼鏡店グループEdgardの創設者。
Dominiqueは著名な眼鏡ジャーナリストであり、長年私を信じ支えてくれた友人です。
Q6. レディースのNathalie Blanc Parisと、メンズのMonsieur Blancで、設計や美意識を変えている点はありますか。
哲学はまったく同じです。
どちらのコレクションも、タイムレスなエレガンス、技術的精度、そして卓越した掛け心地という共通のデザイン言語を持っています。
違うのは「誰のためにデザインしているか」という点だけです。
同じシェイプが両コレクションに存在することもありますし、毎シーズン同じクリエイティブテーマから着想を得ています。
例えば2026年コレクションでは、1970年代の雰囲気、PalaceやBus Palladium、そして昼夜を問わず活気に満ちたパリのエネルギーからインスピレーションを受けました。