BRAND STORY

2026.10.29

地中海のライフスタイルから生まれたとびきり鮮やかなアイウェア

二人の創業者の名から生まれた、地中海のライフスタイルを映す鮮やかなアイウェア

一通のメールから始まった、ヨルディス・ノイバウアーのアイウェアレーベル

「そろそろプランBを実行する時です」。
2012年10月、ひとりのデザイナーが親友に送った一通のメールから、JISCO(ジスコ)の物語は始まった。

描いてきた夢を、遠回りの末にようやく自分の手でかたちにする。
その歩みが、このブランドの鮮やかさの源にある。

閉ざされた時代に、胸に秘めた夢

JISCOのデザイナー、ヨルディス・ノイバウアー(Jördis Neubauer)は、1970年9月17日、旧東ドイツのエアフルトに生まれた。共産主義体制のもと、彼女には思うように学ぶ機会が与えられなかった。

それでも心の中には、グラフィックデザイナーになりたいという願いを持ち続けていた。

現実に選んだのは、ビジネス英語を学び、オプティシャン(眼鏡技術者)になる道だった。

成功の陰にあった、もどかしさ

ベルリンの壁が崩壊した20歳のとき、彼女は独立する。
ドイツやイタリアの会社で、フレームビジネスの成功を次々と重ねていった。

けれど、彼女自身のデザインや提案は、なかなか聞き入れられなかった。
結果を出しても、本当にやりたいことには届かない。
その現実に、彼女は悩み続けていた。

2007年、デザイナーとしての開花

転機は2007年に訪れる。
今ではヨーロッパ有数の規模を誇るスペインのメガネブランドが、彼女をドイツのセールスマネージャーとして迎え入れたのだ。

彼女はドイツだけでなく、オーストリアやスイスの市場でも成果をあげていく。

その後もさまざまな分野で頭角を現し、セールスレップのチームを、会社の重要な決定を担うチームへと育てた。
さらに彼女を中心に、ブランドのアイウェアデザインチームも立ち上がる。

ベストセラーとなったモデルは、彼女のペン先から生まれた。
その成功は、やがてブランドのデザインの方向性さえも変えていった。

一通のメールと、二人の名前

スペインのブランドに大きな変化が訪れたあと、彼女は同社のゼネラルマネージャーで親友でもあるフランシスコ・マリン(Francisco Marin)に、あのメールを送る。
2012年10月のことだった。

最初のJISCOのフレームは、ヨルディスと夫のクラウス・ピーターの手で完成した。
こうして、彼女自身のアイウェアレーベルが産声を上げる。

ブランド名の「JISCO」は、二人の創業者のファーストネーム、「Jördis」と「Francisco」を掛け合わせたものだ。

ヨーロッパから、世界へ

ドイツから始まったJISCOは、今ではオーストリア、スイス、フランス、スペイン、イタリア、ベルギー、ポーランド、スロベニア、クロアチア、ポルトガル、フィンランドなど、ヨーロッパ全土で愛されている。

さらに香港、日本、カナダ、アメリカにも、多くのファンが広がっている。

風向きは変えられなくても

「風向きを変えることはできないが、帆の向きを変えることはできる」。
JISCOが大切にしているのは、哲学者アリストテレスのこの言葉だ。

思いどおりにならない時代も、遠回りの日々も、彼女は帆の向きを変えながら進んできた。
そしてこれからも、好奇心を持ち続けていく。

JISCOの鮮やかなフレームには、そんなしなやかな前向きさが映し出されている。

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