CRAFT

2026.08.05

テクノロジーだけでは、 良いフレームは作れない

RES/REI — イタリア・トレヴィーゾの小さな工房が世界を魅了する理由

ヴェネツィアから電車で30分。イタリア北東部の静かな街トレヴィーゾに、世界中のアイウェアラバーが注目する小さなブランドがある。RES/REI(レス/レイ)。2011年創業のインディペンデントアイウェアの新星だ。

ラテン語の名前に込めた二重の意味

RES/REIはラテン語で「もの(the thing)」を意味する。実体と形を持つ「存在するもの」であると同時に、コンセプトやアイデアでもある。物質的な美しさと、その背後にある思想。この二重性が、RES/REIのすべてのフレームに宿っている。

人の手が不可欠である

RES/REIはラテン語で「もの(the thing)」を意味する。実体と形を持つ「存在するもの」であると同時に、コンセプトやアイデアでもある。物質的な美しさと、その背後にある思想。この二重性が、RES/REIのすべてのフレームに宿っている。

色彩への情熱——独自のアセテートパターン

主要素材はマツケリ社のアセテート。プラスチックとは異なり、綿花(コットンフロック)から作られる天然由来の素材で、より洗練された質感と経年変化の美しさを持つ。

RES/REIが他のブランドと一線を画すのは、Mazzucchelli 1849社と共同で独自のアセテートカラーを開発している点だ。家具、写真、建築、映画——多様なインスピレーション源から、見たことのない配色を紡ぎ出す。The Flowers、The Sculptures、The Cocktails——コレクションに付けられた詩的な名前が、RES/REIの美学を物語っている。
実に多彩かつ独特なカラーリングが目を引くラインナップ。迷ったら、フレームのカラーを見比べてほしい。RES/REIのアセテートは、2色、3色ものカスタムカラーが一つのフレームに融合しているモデルもある。同じ形でもカラーが違えば、まったく別の表情になる。

掛ける人の物語を引き出す眼鏡

RES/REIのフレームを初めて手に取ると、まずその色彩に驚く。次に、光の当たり方で変わるアセテートの表情に気づく。そして掛けてみると、イタリアの職人の手仕事による掛け心地の良さを実感する。
フレームはそれぞれが一点もののアート作品のように扱われ、異なるテーマや色彩パレットのバリエーションが丁寧に作り込まれている。RES/REIのフレームは主張しすぎないが、確かな存在感がある。それは、良い素材と確かな手仕事だけが生み出せる、静かな説得力だ。
トレヴィーゾの小さな工房から、世界へ。RES/REIは、イタリアのものづくりの未来を静かに照らしている。

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