CRAFT
山で気づいた「軽さの必要性」後頭部で支える眼鏡に、つくり手が込めた設計思想
2026.08.07


「数年前から山を登るようになり、アウトドアに必要な機能を、求められるデザインに落とし込みたいと思った」。F glassesの誕生は、デザイナー自身の登山体験から始まった。行動中の負担を軽減することが気持ちまで軽やかにしてくれる。自身と一体化するようなメガネを作りたい——「軽さ」と「かけ心地」への追求が、すべての出発点だった。
コンセプトは「クラシックスタイル × アクティブシステム」。外側(OUTSIDE)は見た目にクラシックで掛けやすいデザイン、内側(INSIDE)にはアクティブな動きに追随する機能を内包する。日常使いからアウトドアまで、あらゆるシーンに対応するアクティブクラシックデザインを目指した。
最大の特徴は、大きくカーブした「オリジナルロングカーブテンプル構造」(意匠登録済み)。痛みを感じやすいこめかみや側頭部を避け、後頭部で支えることで側圧を軽減し、軽く柔らかな掛け心地を実現した。ストレート型の形状はヘルメット着用時にも干渉しにくい。
すべてのフレームは福井県鯖江市で製造。ノーズパッドやテンプル内側には、雨や汗で滑らないラバロン素材を採用し、接着剤を使用せずに固定できるオリジナル構造を開発。接着剤の劣化によるパッド脱落を防ぐ、細部までの配慮が詰まっている。


※ 製造工程や工房の写真がありましたら、ぜひご提供ください。
F-Tモデルはβチタン素材でテンプル機構を構築し、耐久性と柔らかい掛け心地を両立。F-Cモデルはフロントにアセテート、テンプルにβチタンを合わせたコンビネーション。新開発のワイドβチタンテンプルが無骨さと軽量性を両立させた。
すべてのモデルで、表側から滑り止めが見えないようにパッドを配置しており、ビジネスシーンでもフォーマルな印象を損なわない設計。機能を内に秘め、外見はあくまでクラシック——このバランスがF glassesの本質。
βチタン素材。細身で掛ける人の印象を変えない
アセテート×βチタンのコンビネーション。ワイドテンプル